最近SNSやニュースでよく耳にするが、きちんと理解はしていない。そんな単語が増えてきてはいないだろうか。近年、ジェンダーをめぐる議論はさかんにおこなわれるようになってきた。しかし、前回の歴史篇でも書いたように、かけ離れた意味でのフェミニズムが乱用されることで多くの誤解をうみ、結果として対立を深める構造に陥っている側面もある。対立ではなく対話をするために、まずは正しくフェミニズムを理解することが重要なのではないだろうか。本稿ではフェミニズムを考えるうえで知っておきたい用語を紹介していく。なお、紹介する用語はいずれも定義が多様であり、ここで紹介するのはその一例であることを注記しておく。(伊藤 恵・サステナビリティ・プランナー)