「まとまらない」生物多様性COP15、混迷浮き彫り

中国・昆明市で今夏開催が予定されている生物多様性に関する国際会議「COP15」の準備会合に参加した日本の関係者が4月27日、議論の内容や今後の見通しについて話し合うオンラインフォーラムを開いた。3月下旬にスイス・ジュネーブであった準備会合は全体に議論が尽くされず、急きょ追加の会合が6月にケニア・ナイロビで開かれることが決定。2010年に日本で採択された「愛知ターゲット」に続く国際目標「ポスト2020枠組み」の合意に向けて、先行きの見えない混迷が浮き彫りになった。(オルタナ編集委員=関口威人)

議論の難航が続いたジュネーブでのCOP15準備会合の様子(写真:矢動丸琴子)
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関口 威人(オルタナ編集委員)

中日新聞記者を経て2008年からフリー。名古屋を拠点に防災、環境、経済、地方自治、科学技術などをテーマに走り回る。一般社団法人なごやメディア研究会(なメ研)代表理事、サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」編集委員、日本環境ジャーナリストの会(JFEJ)正会員、NPO法人「震災リゲイン」理事。

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キーワード: #SDGs#生物多様性

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