ポール・マッカートニー氏は3月下旬、4月4日に退任した米スターバックスのケビン・ジョンソン前CEOに植物性ミルクへの追加料金撤廃を訴える手紙を出していたことが分かった。手紙では、今年に入り英スタバが約60円だった植物性ミルクの追加料金を撤廃したことに触れ、米国でも同様の経営判断をするように求めた。表向きは「値下げ」を求める動きに見えるが、背景には企業に動物福祉への対応を求める「潮流」がある。特に欧州や米国ではコロナ禍によって野生生物への愛情が高まっており、その動きは加速している。(オルタナS編集長=池田 真隆)