起業資金最高500万円、社会起業大学

第3回のソーシャルビジネスグランプリの様子

社会課題を事業の形で解決する方法を学ぶ国内唯一のビジネススクールである社会起業大学(東京都千代田区)は16日、ネット求人情報サービス企業の「エンジャパン」の協力で、半年に一回、受講した卒業生を対象に行われるプランコンテスト「ソーシャルビジネスグランプリ」での優勝者に100万円、社会的な意義が認められれば最高500万円までの起業資金を提供することを明らかにした。

社会貢献とビジネスを両立させる同大学の取り組みに、エンジャパンの創業経営者である越智通勝会長が共感。「en-japan大賞」を創設し、同社の社会貢献活動(CSR)の一環として協力することになった。資金に悩む起業家に対して、同大学での学習とコンテストでの勝ち残り、そして社会性を条件に支援する。同大学の中村大作学長は、「この取り組みから社会を変える起業家を輩出したい」と期待する。

社会起業大学は2010年の開講から3期(期間は半年)約100人の卒業生を輩出し、そのうち約3割がNPOや会社を立ち上げた。現在今年10月開講の第4期生を募集している。(オルタナ編集部=石井孝明)

 

●社会起業大学ホームページ

http://socialvalue.jp/

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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