島根県乳牛虐待事件、畜産動物に対する虐待で初の起訴

記事のポイント


  1. 松江地検が牛舎で乳牛を蹴った従業員を動物愛護法違反罪で起訴した
  2. 畜産動物に関する起訴は今回が初めてとなった
  3. これまでは、どのような酷いものであっても不起訴処分とされていた

松江地検出雲支部は7月13日、大田原農場(島根県大田市)の元従業員を牛舎で乳牛を蹴った虐待事件で、動物愛護法違反罪で起訴した。畜産動物に関する起訴は初めてだという。畜産業の何が課題なのか。オルタナ客員論説委員の岡田千尋・アニマルライツセンター代表理事が解説する。

大田原農場の元従業員は牛舎で乳牛を蹴った虐待事件で、動物愛護法違反罪として起訴された(画像はイメージ)
chihirookada

岡田 千尋(NPO法人アニマルライツセンター代表理事/オルタナ客員論説委員)

NPO法人アニマルライツセンター代表理事・日本エシカル推進協議会理事。2001年からアニマルライツセンターで調査、戦略立案などを担い、2003年から代表理事を務める。主に畜産動物のアニマルウェルフェア向上や動物性の食品や動物性の衣類素材の削減、ヴィーガンやエシカル消費の普及に取り組んでいる。【連載】アニマルウェルフェアのリスクとチャンス

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