記事のポイント
- 不二製油の泉晶子・サステナビリティ推進部長がサステナ経営塾で講義した
- 同社は植物性食品素材メーカーとして、サステナ経営に注力してきた
- 「川中」企業として、バリューチェーン全体のサステナブル化を目指す
オルタナは10月15日、サステナ経営塾21期下期第1回を開いた。第3講には、不二製油の泉晶子・経営企画本部サステナビリティ推進部 部長が登壇し、不二製油のサステナビリティ経営について講義した。講義レポートの全文は下記の通り。

■「川中」企業としてステークホルダーと手を携える
不二製油グループは、BtoBの植物性食品素材メーカーとして、早くからサステナビリティ経営に注力してきました。その背景には、当社がグローバルかつ長いサプライチェーンの中で、環境や人権に課題を抱える原料を使って事業を展開していることがあります。多国籍企業も含めた多くの取引先と製品開発を進める中で、自ずと社会や環境の持続可能性の重要性を認識し、経営課題として早期から真摯に向き合ってきました。
2015年に制定した「不二製油グループ憲法」は、創業以来大切にしてきた経営の価値観を、世界にいるグループ従業員と共有するための指針であり、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」「プリンシプル」で構成されています。
当社のビジョン(私たちの目指す姿)は、「植物性素材でおいしさと健康を追求し、サステナブルな食の未来を共創します」。この中でも「共創」という言葉には強い思いを込めており、フードシステムの川上や川下にいる多様なステークホルダーと手を携え、バリューチェーン全体をサステナブルな方向へと変革していくことが、川中に位置する企業としての使命と考えています。
では「サステナブルな方向」とは何か。それは、環境や社会の課題解決に向けて、おいしくて健康的な食品を生み出し、サステナブルな食のバリューチェーンを構築していくことです。原料の生産から調達、研究開発、製造、販売に至るプロセスにおいて、持続可能な形で生産・消費・循環させていくことを目指しています。
(この続きは)
■実効性あるサステナビリティ経営推進体制
■パーム油、責任ある調達方針と「3つのゼロ」
■植物性で「おいしい」の多様な選択肢を提案する
■未来につながるサステナビリティをめざして


 
                                         
                                             
                                     
				 
				 
				 
				 
				 
				 
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