記事のポイント
- アクタスは「修理」「再利用」「再生」を通じて、家具の一生をサポートしている
- このうち下取りサービスの利用数は、2025年度に2023年度比約3倍に達する
- 家具の循環を進めることで、廃棄物を減らし、資源を有効に活用していく狙いだ
インテリア販売を行うアクタス(東京・新宿)は、「修理(メンテナンス)」「再利用(トレードイン)」「再生(リサイクル)」の3つの循環の取り組みを通じて、家具の長期利用をサポートしている。このうち、家具の下取りと再販を行う「トレードインサービス」の2025年度の利用数は、2023年度比で約3倍に達した。家具の循環を進めることで、廃棄物を減らし、資源を有効に活用することを目指している。(オルタナ編集部・川原莉奈)

アクタスは、自然由来の素材を扱う企業として、自然から搾取しない調達方針を掲げる。木材は計画植林された合法木材を、革は食肉加工後の副産物を、綿やウールも計画栽培された認証繊維などを採用している。
同社はこうした取り組みに加え、「修理(メンテナンス)」「再利用(トレードイン)」「再生(リサイクル)」を軸に、家具を「売って終わり」にしない循環型モデルを構築する。
なかでも、顧客が使わなくなった家具を下取りし、メンテナンスした後にアウトレットストアで再販する「トレードインサービス」が好調だ。
30~50代のファミリー層を中心に支持を広げ、利用件数は2023年度の93件から、2025年度には270件へと急増した。
同社広報によると、全直営店への対象拡充に加え、消費者の価値観の変化が背景にあるという。利用者からは「愛着のある家具を捨てたくない」「次の人に使ってもらえるのがうれしい」といった声が多く、処分負担の軽減や環境意識の高まりも利用を後押ししている。

「愛着のある家具をスムーズに次に繋ぎ、気持ちよく新しい家具を迎え入れる。このエシカルで合理的な価値観のシフトこそが、本サービスが支持されている本質だ」(同社広報)とする。
メンテナンスに関する問い合わせも、コロナ禍での急増以降、年間約2600件で推移している。「長く大切に使う文化」の定着を追い風に、同社は資源循環を加速させる考えだ。



