コンピュータの周辺機器などを製造するグリーンハウスは3日、水と塩で発電するLEDランタンを9月中旬から発売すると発表した。身の回りにある水や塩を使って電解液とする仕組みで、海水も使えるという。

同製品は乾電池や充電池の代わりに、マイナス電極に交換式のマグネシウム製金属棒を備える。本体内に水と塩を注入することで、マイナス電極からプラス電極へイオンの移動が起こり、発電する仕組み。水と塩は8時間ごとの交換が必要だが、金属棒1本で最長120時間の使用が可能。
1回の発電に必要な量は水が350cc、塩が16グラム。LEDを点灯させるほか、USB機器も充電できる。価格はオープンだが、同社直販サイトでは本体が税込3980円、取り換え用金属棒が同980円。(オルタナ編集部=斉藤円華)2012年9月4日