『真実の瞬間』が指していた「真実」とは何か。パリ、ロンドンで考えました。[三浦 光仁]

この仕事をして生活して行くことができる感謝。それをもたらしてくれているのは、いま目の前にいるお客様だという認識に自ずと深い感謝の念が湧いてきます。

大げさに言えば、いま就いている職業に「誇りと感謝」を抱いているかどうかのパーセンテージがその街、その国の印象を決め、その企業の印象を決めているのだと思います。

人は何に信頼を寄せるか、言っている内容に数パーセント、話している声のトーンに30パーセント。残りは話し手の表情だそうです。視覚と聴覚からの情報がほとんどで、内容が論理的か、正しいか、ということで信頼するわけではないそうです。タクシーやバスの運転手さんの表情は伺えないので、声のトーンが全てと言うことになります。

いまこの瞬間も「真実」は常に現れ、露わになり、明らかになり、その音色から「感謝」の気持ちが響いているはずです。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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