社会課題解決には「チャリティーより企業」【CSR フロンティア】

逆に、障がい者、高齢者施設関連のボランティア・プログラムには学生があまり集まらなかった。これをどう考えたらいいのか。単なるボランティア離れなのか、そうではなく、チャリティー(慈善)を超えて、社会的影響力のある活動に関心が移っているのか。

今年は6月にこのイベントを実施する。現在学生を募集しているが、例えば、こんなプログラムが人気だ。

▼株式会社キッズベースキャンプの「キッズコーチとして子どもたちと関わるなかで、民間保育について知ろう!」
▼株式会社フェアリーランドの「フェアリーランドで園児と触れ合おう!」
▼株式会社ユーズの「天ぷら油で世界を変えるビジネスに触れよう!」
▼株式会社セールスフォース・ドットコムの「IT企業だからできる社会貢献~丸の内オフィスでボランティア」
▼株式会社資生堂の「化粧の力を実感しよう」

■「子ども」「環境」も企業の力で

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原田 勝広(オルタナ論説委員)

日本経済新聞記者・編集委員として活躍。大企業の不正をスクープし、企業の社会的責任の重要性を訴えたことで日本新聞協会賞を受賞。サンパウロ特派員、ニューヨーク駐在を経て明治学院大学教授に就任。専門は国連、 ESG・SDGs論。NPO・NGO論。現在、湘南医療大学で教鞭をとる。著書は『国連機関でグローバルに生きる』など多数。執筆記事一覧

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