ポルシェが薦める合成燃料、なぜほぼ無人の地で作るのか

記事のポイント


  1. EUは2035年以降、EVとともに合成燃料を使う自動車も販売を許容する方向だ
  2. ポルシェも関わり最も進む計画は南米チリのほぼ無人の地で製造する
  3. 風況が良く潤沢な再生可能電力を供給できることがポイントだ


EUは2035年以降、域内で販売する自動車はCO₂を排出しないものに限るが、EVとともに合成燃料(e-fuel)を使う自動車の販売も許容する方向だ。ポルシェが関わる合成燃料のプロジェクトは南米チリのほぼ無人の地で製造する。風況が良く潤沢な再生可能電力を供給できることがポイントだ。オルタナ客員論説委員の財部明郎氏が解説する。

ポルシェが関わるe-fuel製造プロジェクトは南米チリのほぼ無人の地に
takarabeakira

財部 明郎(オルタナ客員論説委員/技術士)

オルタナ客員論説委員。ブロガー(「世界は化学であふれている」公開中)。1953年福岡県生れ。78年九州大学大学院工学研究科応用化学専攻修了。同年三菱石油(現ENEOS)入社。以降、本社、製油所、研究所、グループ内技術調査会社等を経て2019年退職。技術士(化学部門)、中小企業診断士。ブログでは、エネルギー、自動車、プラスチック、食品などを対象に、化学や技術の目から見たコラムを執筆中、石油産業誌に『明日のエコより今日のエコ』連載中

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キーワード: #脱炭素

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