サステナビリティ・レポートのガイドラインとなる、GRI(Global Reporting Initiative)の最新版「スタンダード」の日本語訳が完成した。新たなバージョンになったのではなく、フォーマットを改良したため、主要コンセプトや開示事項については、GRIガイドライン第4版(G4)と比べて大きな変更はない。開示項目を統合したり、重複したものは削除したりしたので、G4より項目数は減っている。今までG4を活用していた企業への影響は少ないようだ。(オルタナ編集部=松島 香織、小松 遥香)
構成について
【100シリーズ】
3つの共通スタンダードから構成。サステナビリティ・レポートを作成するすべての組織が対象となる。
・GRI 101:活用方法などの基本的な情報を記載
・GRI 102:組織に関する一般開示事項を記載
・GRI 103:マテリアルな項目に関するマネジメント手法を記載