[Sustainablebrands.comから転載]
最近、出張で東京を訪れ、多くの日本企業を訪問した。10社を超える大手多国籍企業のサステナビリティの専門家たちとの3時間に及ぶミーティングの終わりに、日本企業のサステナビリティに対する努力についての印象を尋ねられた。私の正直な答えは「困惑した」だった。(翻訳:梅原 洋陽)
個人的な限られた観点からでも、私の知っている一般的な企業のサステナビリティと、日本企業の重役たちがいう日本での物事の進め方とを比較することはできる。私は、日本の大企業は最先端であり、それと同時に遅れているという印象を持った。
この葛藤の主な理由は、日本企業がビジネスとその社会的役割を大局的、長期的、組織的に見る並外れた能力がある一方で、やや時代遅れの戦術で限定的な範囲でサステナビリティに取り組む姿勢があるからだろう。