[Sustainablebrands.comから転載]
スコットランドは2010年にゼロ・ウェイスト(廃棄物ゼロ)計画、2015年に循環経済戦略を発表し、サーキュラリティー(循環性)のリーダーとして台頭してきた。ブレグジット(英国のEU離脱)によって、産業廃棄物の処理システムへの懸念が高まるなか、スコットランド議会はこのほど、ダンバーとビュート島に続き、パース、リース、中央エジンバラの3都市が第2次「廃棄物ゼロ都市」プロジェクトに選ばれたことを発表した。(翻訳:梅原 洋陽)
2017年のはじめ、英シェフィールド大学はスコットランドがいかにCO2利用市場でグローバルリーダーになり得るかを報告書で明らかにした。さらにスコットランド議会は、サーキュラー・エコノミー(循環型経済)を実現するための新たな基金を発表した。90万ポンド(約1億3000万円)近くの資金が、新たな廃棄物削減と資源の有効活用、そして消費者参加型の取り組みを本格展開するために、3都市で使われることになる。