NGOの最大ネットワークである「We Mean Business」にはCDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)や、RE(再生可能エネルギー)100など、日本でもよく知られるNGOが参加しています(オルタナ53号第一特集「企業とNGOのパワーバランス」に掲載)。
グリーンピースのアネスリー事務局長は、オルタナの取材に対して、「『創造的対立』を生みつつも、対立だけでは終わってはいけない」「批判するだけではなく代替案を提案するのが根本」と強調しました。
世界は、企業とNGOが緊張関係を持ちながら、協働を通じて社会課題を解決していく時代に入りました。
残念ながら、日本企業ではNGO/NPOのスタッフと話をしたことすら無いというビジネスパーソンは少なくありません。その壁を取り払い、NGO/NPOとの協働が出来れば、社会課題の解決を起点にしたビジネス創出も可能になります。SDGコンパスが規定する「アウトサイドイン・アプローチ」です。こうしたプロセスにおいて、NGO/NPOとの「対話」の重要性がますます高まっています。