PDCAよりSDCAが大事、標準化なくして改善なし

SDCAの「S」はStandardize(標準化)

価値創造のためには 1)方針管理(PDCAサイクル) 2)日常管理(SDCA) 3)風土づくり(QCサークル活動) 4)問題解決(QC的なものの見方・考え方)が大事です。

このうち「SDCA」は聞きなれない方も多いでしょう。この「カイケツ」で最も重要なのが「SDCA」、すなわちStandardize(標準化)⇒Do(実行)⇒Check(検証) ⇒Act(是正処置)⇒S のサイクルです。

新幹線が東京駅に着くと、出発4分前には必ず清掃と座席の転換が完了するよう、作業が標準化されています。一見、当たり前のように見えますが、たえまない標準化と改善なくしてあのような作業はできません。

SDCAとPDCAは常に回り続けながら、連鎖し、組織自体のレベルを高めていくものです。1回、回しただけで完結するものではありません。自動車工場で、工場長の指示があればできたことが、工場長がいなくなった途端にできなくなる。部品の点数が増えただけで、今までのことができなくなることがあります。

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..