オメガ3脂肪酸で体内の炎症を抑える

■オルタナ本誌59号 KIYOの哲学 考察編から

イラスト・南 景太

日本人の健康レベルが低下していることは否めないが、それは大人に限ったことではなく、子どもたちにも同じことが言える。その一つの表れがアレルギーの増加だ。私がレシピ提供を行う幼稚園の調査によると、幼稚園児の17%が、何らかのアレルギーを持っているという。

アレルギーには遺伝的要素の影響も大きいと考えられるが、これだけアレルギーが増加するには、アレルギーを誘発する理由がほかにあると考えるのが妥当だろう。

その一つは原因物質である「アレルゲン」の増加だ。スギ花粉やダニ、卵、牛乳などもアレルギーの原因になる。

もう一つの要素は、体の中の問題で、エイコサノイドと呼ばれる体内調整物質がバランスを欠いていることだ。エイコサノイドには大きく分けて二種類ある。炎症系エイコサノイドと抗炎症系エイコサノイドだが、現代の食生活では圧倒的に炎症系エイコサノイドが多くつくられる。

アレルギーは基本的に「免疫」の問題であり、本来は自分を守るはずの免疫が、何らかの理由で反乱を起こし、過剰に反応する状態になってしまうのがアレルギーである。

アレルギー反応のプロセスで体内に炎症が起きるのだが、現代の食生活はその炎症を起こすエイコサノイドの材料ばかりを摂取しているのだ。それはオメガ6脂肪酸(リノール酸など)である。

*この続きは雑誌「オルタナ」59号(第一特集「動物福祉(アニマルウェルフェア)のリスクと機会」、12月17日発売)に掲載しています。

2020年3月3日(火)11:05

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