三井物産、中国の水事業に進出

三井物産は11月15日、同社とシンガポールの水事業大手のハイフラックス社と合弁で設立したギャラクシーニュースプリング社が、中国で水事業資産を保有するビジネストラストのハイフラックス・ウォーター・トラストの公開買取受付を12日に終了したと発表した。これにより三井物産は、中国で22ヶ所の水事業施設の運営に進出することになる。

ギ社は中国での大規模水事業の展開を目的に、三井物産とハイフラックス社が折半出資して設立。江蘇省や河北省、天津市などで、既に取得した4資産に加え、今回の公開買取で18資産を取得。上水9、下水11、リサイクル水2の合計22資産を運営する。買収額は合計約200億円で、水処理能力は1日当たり82.5万立方メートルとなる見込みだ。

三井物産の水ビジネスの海外展開は1995年から始まり、近年はタイやメキシコにも展開している。中国への進出で、同社は海外水事業の大幅な拡大を図る考えだ。(オルタナ編集部=斉藤円華)2010年11月15日

三井物産 プレスリリース

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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