「学びの格差拡げない」NPOのオンライン支援PR

■「つながれる喜び」を

インタビューした瀬川知孝さんは、カタリバマネージャーであり、カタリバが運営する東京都文京区の中高生専用施設b-lab(ビーラボ)副館長でもある

――プログラムの内容は学習支援だけでなく歌やダンス、フリートークなど多様ですね。

基本的に遊びと学びの中間のようなイメージでプログラムを作っています。休校を受けてオンライン授業や学習用の無料動画などを提供する取り組みも増えているなか、カタリバらしさを生かした支援は「居場所を提供する」ことだと思います。

同じテーマで工作をしてできた作品を撮り集めて一本の動画にしたり、子どもたちで作詞作曲をして一つの歌をつくったり、遊び要素があり対話的なコミュニケーションが取れるプログラムにも力を入れています。

みんなで一つのことに取り組み達成感を得ることが難しい状況のなかで、そうしたプログラムを子どもたちはすごく楽しんでいます。友達と会って話したり一緒に遊んだりする「つながれる喜び」。そこが(カタリバの)一番強いところだと思います。

一方カタリバオンラインでは、保護者への支援も課題の一つとして考えてきました。小さな子どもが家にいれば両親は目を離せません。自宅でリモートワークする人も多い。そうしたなか、画面の向こうでボランティアのお兄さんやお姉さんが子どもの相手をしてくれることは、保護者への支援になります。

■ボランティアの思いが仕組み動かす

――カタリバの活動では、親でも教師でもない「ナナメの関係」を重視されています。今回の取り組みでも大学生の「キャスト」や、音楽やイラストなど専門性を持った「師匠」など多くのボランティアが参加しています。

SNSで社会に広くボランティアを募集したところ、学生だけでなく会社が休業中だったりリモートワーク中の一般の方も手を挙げて関わってくれたことは、今までにない展開でした。常に100人以上の方が登録してくれています。

これまで取り組んできた事業でもそうでしたが、ボランティアやインターンとして思いを持って関わってくれている学生の存在は大きい。現場で熱い思いを持って目の前の子ども一人ひとりに「良い場所」を届けるために、そうした方々が関わってくれていることは本当に幸運です。

画面越しに子どもたちに声をかけ活動を見守る運営スタッフ(提供:カタリバオンライン)

■学校再開後にどう生かすか

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2020年6月25日(木)9:00

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