調達課題にサトウキビと大豆(下田屋 毅)

■オルタナ本誌60号 欧州CSR最前線から

昨今世界における企業の調達に関する状況は変化してきている。特に原材料調達については、日本国内では木材やパーム油についての議論が進められているなか、世界でも関心が高く持続可能な原材料調達が叫ばれているのがサトウキビと大豆だ。

この2品目もサプライチェーンの最上流ではパーム油と似た環境・社会問題が発生しているが、日本においては関心が低いというのが現実である。

日頃の食事で頻繁に使う「砂糖」だが、実は世界の人口増加とそれに伴う食料需要の増加傾向において、気候変動や生態系の変化で原料確保が難しくなるとされている。そして消費拡大と相反して世界で飢えに苦しむ人びとが増大し、需要にこたえるために土地や水資源などさらなる競争が強まる懸念がある。

主に熱帯地域で栽培されるサトウキビは、児童労働や強制労働、土地収奪などの人権侵害、また農薬使用、焼畑、気候変動による水ストレスなどの環境問題がある。

近年サトウキビを使用する業界は食料・飲料業界に留まらず、生分解性プラスチック、バイオ燃料の製造といった化学工業やエネルギー産業にも広がってきている。

*この続きは雑誌「オルタナ」60号(第一特集「循環経済(サーキュラーエコノミー)はR(リサイクル)よりもR(リデュース)」、3月30日発売)に掲載しています。

2020年6月9日(火)15:50

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