9製品に「海洋生分解性プラ認証」、海洋汚染を解決するのか

記事のポイント


  1. カネカなどの9製品が海洋生分解性プラマークを取得した
  2. 基準を満たせば、海洋生分解性バイオマスプラの表示も可能
  3. 使い捨てをやめない限り、海洋プラスチック汚染は解決しない

日本バイオプラスチック協会(JBPA、東京・中央)はこのほど、海洋生分解性プラスチックの識別表示制度の運用を開始した。すでにカネカやダイセルなどが認証を取得。一定の基準を満たしていれば「海洋生分解性バイオマスプラ」の表示も可能となる。期待がかかる一方で、使い捨てをやめない限り問題を解決できないとの意見もある。(オルタナ編集委員・栗岡理子)

日本バイオプラスチック協会が定める「海洋生分解性バイオマスプラマーク」
環境にやさしい暮らしを考える

栗岡 理子(編集委員)

1980年代からごみ問題に関心をもち、活動しています。子育て一段落後、持続可能な暮らしを研究するため、大学院修士課程に進学。2018年3月博士課程修了(経済学)。専門は環境経済学です。執筆記事一覧

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キーワード: #生物多様性

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