ホンダ「省エネ」寄居工場、太陽光発電は2.6MW

寄居工場組立検査棟の屋上に設置されたソーラーパネル

寄居工場は年間25万台の生産能力を持つ四輪完成車工場で、小型車フリードや新型フィットなどを生産する。

ホンダ創業者・本田宗一郎が残した「工場に入れたものは、製品以外は外に出すな」という言葉どおり、同社は、寄居工場を世界トップクラスの省エネルギー工場として位置付け、「最も環境負荷の小さい製品を最も環境負荷の小さい工場で作り出すこと」を目指す。

工場の屋上などに設置されるソーラーパネルの総出力は2.6メガワットで、8月1日に発電を開始する予定だ。一般家庭約459軒分をまかなえる計算で、国内の自動車工場としては最大規模になるという。同社片山行常務執行役員は、オルタナの取材に対して「売電も選択肢の一つとして検討している」と話した。

CO2排出量は、太陽光発電の導入で年間約1200トン削減できる見込みだ。このほか、排熱の暖房利用で従来に比べCO2排出量を約60%削減、人作業空間のみで空調する気流システムの導入で約40%削減する。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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