記事のポイント
- 環境省は26年3月末、環境表示ガイドラインを改定した
- 改定版では、企業が環境表示を行う際の5つの原則を示した
- 「地球に優しい」という企業理念はグリーンウォッシュになるのか
オルタナは4月末、SBL(サステナブルビジネスリーグ)セミナーを開き、環境省の平尾禎秀・環境経済課長が登壇した。平尾課長は、環境省が2026年3月末に改定した環境表示ガイドラインのポイントを解説した。改定したガイドラインでは、「抽象的な表現を避ける」など企業が環境表示を行う際のNG項目をまとめたが、「地球に優しい」という企業理念はグリーンウォッシュになるのか。(オルタナ輪番編集長=池田真隆)
環境省は26年3月末、「環境表示ガイドライン」を13年ぶりに改定した。背景にあるのは、世界的に強化が進むグリーンウォッシュ規制への対応だ。
一方で、日本では「グリーンハッシュ」という新たな課題も顕在化している。グリーンハッシュとは、企業が環境配慮の取り組みを行っているにもかかわらず、「グリーンウォッシュと言われたくない」「規制が複雑で不用意な表現を避けたい」との理由から、あえて発信を控える現象を指す。

環境省の平尾課長は、「環境に良い取り組みをしていても、批判を恐れて発信しない企業が増えている」と指摘し、今回の改定は「信頼の好循環」を生み出すことが狙いだと説明した。
■「地球に優しい」など抽象的な表現はNGに
■QRコード活用で詳細情報の開示も求める
■「地球に優しい」という企業理念はウォッシュになるか

