記事のポイント
- アジア・ゼロエミッション共同体初の首脳サミットが東京で開かれた
- しかし、その中身は化石燃料の延命でしかないと批判の声が上がる
- フィリピンの環境NGOは、JBICなどが出資するLNG計画を問題視する
日本が主導するアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)初の首脳サミットが12月18日、東京で開かれた。同共同体は、火力発電の水素・アンモニア混焼、二酸化炭素回収・貯留(CCS)などを柱に掲げることから、化石燃料の延命につながると批判を集めている。サミットに合わせて来日したフィリピンの環境NGOは、国際協力銀行(JBIC)などが出資する液化天然ガス(LNG)プロジェクトの海洋汚染や違法性を指摘した。(オルタナ副編集長・長濱慎)