アジア・ゼロエミ共同体をNGOが批判「脱天然ガス」求める

記事のポイント


  1. アジア・ゼロエミッション共同体初の首脳サミットが東京で開かれた
  2. しかし、その中身は化石燃料の延命でしかないと批判の声が上がる
  3. フィリピンの環境NGOは、JBICなどが出資するLNG計画を問題視する

日本が主導するアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)初の首脳サミットが12月18日、東京で開かれた。同共同体は、火力発電の水素・アンモニア混焼、二酸化炭素回収・貯留(CCS)などを柱に掲げることから、化石燃料の延命につながると批判を集めている。サミットに合わせて来日したフィリピンの環境NGOは、国際協力銀行(JBIC)などが出資する液化天然ガス(LNG)プロジェクトの海洋汚染や違法性を指摘した。(オルタナ副編集長・長濱慎)

フィリピン・ルソン島のイリハンLNG輸入ターミナル(写真CEED:Center for Energy, Ecology, and Development)
S.Nagahama

長濱 慎(オルタナ副編集長)

都市ガス業界のPR誌で約10年、メイン記者として活動。2022年オルタナ編集部に。環境、エネルギー、人権、SDGsなど、取材ジャンルを広げてサステナブルな社会の実現に向けた情報発信を行う。プライベートでは日本の刑事司法に関心を持ち、冤罪事件の支援活動に取り組む。

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キーワード: #脱炭素

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