記事のポイント
- 1月1日に能登半島地震が発生し、大きな被害が出ている
- ファーストリテイリングは、計3万点の衣料品を支援する準備を整えたという
- 加えて、被災地支援に取り組むNPOに支援金として計1億円寄付する
ファーストリテイリングは1月10日、令和6年能登半島地震を受けて、NPOに支援金1億円、被災地に衣料品を寄贈することを発表した。すでに石川県七尾市と珠洲市にヒートテックやウルトラライトダウンなどの衣類約5600点を寄贈したほか、県の要請があり次第、計3万点の衣料品を支援する準備を整えたという。(オルタナ副編集長=吉田広子)
ファーストリテイリングは、1月1日の地震発生直後から、衣料支援に向けた在庫の確保などの準備を進め、ヒートテックやウルトラライトダウンなど、ユニクロとジーユーの商品計10万点を用意した。 被災地のユニクロ店舗スタッフからの申し出を受け、1月4日に、石川県七尾市に計4433点、同月5日に、同県珠洲市に認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンを通じて計1200点を届けたという。
石川県から要請があり次第、計3万点の支援衣料を届ける準備を整えた。
加えて、被災地の緊急支援に携わる認定NPO法人ADRA Japan(東京・渋谷)、認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(広島県神石高原町)、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(東京・千代田)に支援金として計1億円を寄付することを発表した。
「支援金」とは、被災地での救命・復旧活動など、支援団体の活動に速やかに役立てられるお金だ。一方、「義援金」は被災者に均等に分配されるお金で、被災者に届くまで時間が掛かる特徴がある。