コロワイドが能登半島地震被災地で1日2千食の炊き出しへ

記事のポイント


  1. コロワイドが能登半島地震の避難所で炊き出しを開始した
  2. 石川県内の避難所で、牛丼、豚丼、カレー、豚汁など温かい食事を提供
  3. 七尾市の避難所では、1日2000食を提供するという

大戸屋や牛角などを展開するコロワイドが、1月9日から能登半島地震の避難所で炊き出しを行っている。石川県内の避難所で、牛丼、豚丼、カレー、豚汁など温かい食事を提供している。1月11日からは、石川県七尾市の避難所として指定されている「矢田郷地区コミュニティセンター」で、1日2000食を提供するという。(オルタナ副編集長=吉田広子)

炊き出しの様子
炊き出しの様子

コロワイドは1月9日から10日の2日間、石川県志賀町の避難所として指定されている「町立志賀小学校」で、昼450食、夜650食、1日1100食、合計2200食を提供した。同所に避難している約100人や地域住民が利用した。

1月11日から15日までの5日間は、石川県七尾市の避難所として指定されている「矢田郷地区コミュニティセンター」で、昼、夜ともに各1000食、1日2000食を提供する。

同社は、牛丼、豚丼、カレー、豚汁など、温かく食べやすいものに加え、「塩分控えめ、高たんぱく、やわらかめ」といったシニア施設向け一般食も用意した。

同社は、七尾市内での地域拡大・期間延長に加え、輪島市や珠洲市などの特に被害の大きかった自治体による受け入れ態勢が整い次第、上限を設けず、炊き出しを継続する予定だという。

提供する食事は、被災地の復旧作業の妨げにならないよう、同社グループのセントラルキッチン(滋賀県長浜市)でミールキットなどを製造し、金沢市郊外のグループ店舗に集約したガスボンベ、飲料水(ペットボトル)、使い捨てカイロなどと共に運搬の上、調理しているとした。

今後は、被災自治体や避難者、近隣住民の要望に合わせて、新規メニューも整えていきたいとしている。

yoshida

吉田 広子(オルタナ副編集長)

大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。執筆記事一覧

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キーワード: #SDGs

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