企業価値向上はESG数値化とエンゲージメントが要、柳氏強調

記事のポイント


  1. 日本企業は、ESGを投資家に訴求できていない
  2. 柳モデルは人材や特許の価値などESGの価値を数値化するもの
  3. 企業価値向上には数値化と、投資家とCFOの真剣勝負のエンゲージメントが要

「柳モデル提唱者」の柳良平氏は、21日都内で開催されたセミナー「企業価値向上のための非財務価値の潜在化」の中で、「多くの日本企業は、企業価値に結びつくESGを投資家に訴求できていない」と苦言を呈した。それ故、非財務情報の価値が、企業価値(PBR)に織り込まれず、PBR1倍割れが状態化していると指摘した。3つの打開策を提言し、その要はエンゲージメントだと強調した。(オルタナ総研フェロー・室井孝之)

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室井 孝之 (オルタナ総研フェロー)

42年勤務したアミノ酸・食品メーカーでは、CSR・人事・労務・総務・監査・物流・広報・法人運営などに従事。CSRでは、組織浸透、DJSIなどのESG投資指標や東北復興応援を担当した。2014年、日本食品業界初のダウ・ジョーンズ・ワールド・インデックス選定時にはプロジェクト・リーダーを務めた。2017年12月から現職。オルタナ総研では、サステナビリティ全般のコンサルティングを担当。オルタナ・オンラインへの提稿にも努めている。執筆記事一覧

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キーワード: #ESG

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