楽しみながらクルマの出番を減らせる積載力の高いE-BIKE

■間違いだらけの自転車選び(34) 山本修二(自転車ジャーナリスト)

記事のポイント


  1. 遊び心あふれる走りの思想
  2. 積載力を格段に高められる拡張性
  3. 新時代の電動コミューター到来

カラーは上品なシャンパンゴールドとブラックの2トーン。フレーム上部を低く設計し、乗降性を高めている
カラーは上品なシャンパンゴールドとブラックの2トーン。フレーム上部を低く設計し、乗降性を高めている

今回の自転車: フジ/ファーポイント
2021年モデルとして登場し、一時、販売を休止していた同モデル。2024モデルでは、パワーユニットを一新し、さらにマルチポジションハンドルを新搭載して再登場した。フレームは独自の技術で乗り心地を向上させたアルミ製。フォークは、軽くしなやかなカーボン製。電動ユニットは、シマノ/STePSシリーズのなかでも最新、最小、最軽量のドライブユニットE5080Hを搭載。専用キャリアはオプション。サイズはMとLがある。価格37万4000円(税込)。

FUJI BIKES JAPAN https://www.fujibikes.jp/

■遊び心あふれるブランドが生み出した個性派バイク

1899年に創業した日米商事をルーツに持つFUJI BIKESブランド。現在はアメリカに本拠地を移し、子供車からロードバイク、グラベルバイクなど幅広いジャンルをカバーする人気スポーツバイクブランドのひとつとして知られている。近年では、「フェザー」というシングルスピードバイク(競輪自転車をオマージュした変速機のないスポーツバイク)が、世界のシングルスピードカルチャーを席巻。ほかにも日本専用モデルの「ジャリ」は、日本のグラベル(未舗装路)を楽しく走れる遊び心あふれるモデルとして人気を博している。そんなFUJI BIKESらしさがあふれるミッドテールモデルのE-BIKEが、「ファーポイント」だ。

オプションの大型ラックを装着すれば高い積載力を生み出せる。フレーム、フォークには、計5か所のボトルケージマウントが装備されている
オプションの大型ラックを装着すれば高い積載力を生み出せる。フレーム、フォークには、計5か所のボトルケージマウントが装備されている

(この続きは)
■グラベルバイクをベースにした軽快な走行性能
■コミューターとしての高い潜在能力
■海外ではロングテールバイクはもはや電動が主流

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yamamoto_shuji

山本 修二(自転車ジャーナリスト)

1963年東京生まれ。ライター。雑誌を中心に、競うことなく笑顔で楽しめる自転車ライフを提案している。最新著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)。

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キーワード: #サステナビリティ

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