出入国在留管理庁は3月26日、2023年の難民認定者数が過去最多の303人だったと発表した。国籍の内訳は、アフガニスタン出身が最も多い237人だった。難民認定申請者数は1万3823人で、前年に比べ1万51人(約266%)増加した。(オルタナ副編集長・吉田広子)
出入国在留管理庁によると、日本での在留を認めた者は1310人、そのうち難民と認定した者は303人、難民とは認定しなかったものの補完的保護対象者と認定した者は2人だった。難民及び補完的保護対象者のいずれにも認定しなかったものの、人道的な配慮を理由に在留を認めた者は1005人だ。
難民認定者の国籍の内訳は、アフガニスタン237人、ミャンマー27人、エチオピア6人、イエメン・中国が各5人、イラン・ウガンダ・トルコが各3人、カメルーン・コンゴ民主共和国が各2人、ガンビア・カンボジア・シリア・スーダン・スリランカ・ソマリア・ナイジェリア・バングラデシュ・レバノン・無国籍が各1人となった。
認定事由は、「政治的意見」が294人、「特定の社会的集団の構成員であること」が8人、「人種」が5人、「宗教」が3人だった。