前例なき海面温度上昇、アジアは世界平均の3倍に

オルタナ77号「漁業トピックス」49

欧州や米国の研究機関が相次いで警鐘を鳴らす

気候変動が過去に例を見ない海面温度の上昇を引き起こしているとする報告が、相次いでいる。

欧州連合(EU)の情報機関・コペルニクス気候変動サービスは、2024年2月の世界の平均気温が産業革命前に比べて1.77℃上昇したと報告。それとともに、海面水温も記録的な暑さを記録したと指摘する。極地を除く平均海面水温は平均21.06℃で、過去最高となった。

4月には世界気象機関(WMO)が、アジア地域の海面温度が世界平均の3倍以上の速さで進んでいると警鐘を鳴らした。特に日本近海の黒潮、アラビア海などの上昇が顕著だった。

同じく4月には米海洋大気局(NOAA)が、オーストラリアから米フロリダ半島までの広い範囲でサンゴの「白化」が進んでいることを明らかにした。白化は、水温上昇によってサンゴに共生する褐虫藻(植物プランクトン)が排出され、サンゴが死滅する現象だ。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #SDGs

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