記事のポイント
- 中国は太陽光と風力導入の2030年目標を6年前倒しで達成した
- 中国政府は太陽光と風力の30年目標で発電量1200ギガワットを掲げていた
- 同国国家エネルギー局は7月、総発電量が1200ギガワットを超えたと公表した
中国国家エネルギー局はこのほど、同国の太陽光と風力の発電量が1206ギガワットに拡大し、太陽光と風力導入の2030年目標を6年前倒しで達成したと公表した。中国は2020年に政府目標として、太陽光と風力の発電量を2030年までに1200ギガワットにすることを掲げていた。(オルタナ副編集長=池田 真隆)
国家エネルギー局は7月、新たに建設した太陽光発電で25ギガワット発電量が増えたと公表した。これによって、総発電量は、1206ギガワットに拡大した。
米国立ローレンス・バークレー研究所の白石賢司・研究員は、「日本の30年の太陽光と風力の目標は140ギガワットに過ぎない。この勢いだと電力の排出係数も日本を下回るはずだ」と話した。