公清企業(札幌市)、光洲産業(川崎市)、森岡産業(沖縄県読谷村)、GXYUS(三重県四日市市)の4社は、資源循環事業を全国で推進する。建築・解体現場から排出される廃石膏ボードを100%主原料とする水平リサイクル技術を活用する。(エコスタッフ・ジャパン)

石膏ボードは世界中で使用されており、2023年には150億㎡もの規模で利用されている。建物解体時に排出される廃石膏ボードの量は日本だけで50年に300万トンに達するという予測がある。循環型社会形成推進基本計画で「課題品目」とされ、リサイクルは社会課題だ。他の部材同様に限られた資源の循環・有効活用が不可欠だ。
4社はリサイクル石膏を石膏ボードに100%利用した製品の生産・販売を計画する。石膏部分はGXYUSの開発した「GXYUS CORETECH」により、従来必要とされたリサイクル石膏の前処理を省き、CO2を最大60%削減可能とする仕組みを実現。各リサイクラーはそれぞれ地域特性に応じた事業を展開し、地産地消モデルにより輸送に伴うCO2削減も併せて図る。