[CSR]「アフガニスタンにランドセルを」、クラレが使用済みランドセルを募集

ネパールにもランドセルを2009年から送っているが、年間20個ほど。なぜなら、大学生の有志が自ら運んでいるので、限界があるという。しかし、同社は今後も、アフガニスタンやネパールへのランドセルの寄付を継続していく考えだ。

アフガニスタンでは、特に女の子の教育が遅れているという
アフガニスタンでは、特に女の子の教育が遅れているという(C)ジョイセフ

クラレがなぜ「ランドセル」を送るのかというと、同社は、ランドセル用素材として7割以上のシェアを占める人口皮革「クラリーノ」を製造・販売をしているからだ。まさに本業とリンクした形でのCSRとも言える。

国際協力は、大がかりなものになりがちだが、このような地道で継続的な活動は、現地の子どもたちに喜ばれる貴重な活動だと言えよう。

ランドセルの募集は1月12日に開始し、3月中旬頃、予定応募総数に達し次第募集を終了する。応募は、同社の「ランドセルは海を越えて」のサイトまで。

◆「ランドセルは海を越えて」

kouma

高馬 卓史

1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。総合情報誌『選択』編集長を経て、独立。現在は、CSR、ソーシャルビジネス、コミュニティ・デザインなどをフォロー中。執筆記事一覧

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