今後は、テキストの自動翻訳機能や、自動的に翻訳テキストを読み上げる音声合成機能の搭載など、さらなる機能拡充を予定している。
ヤマハの事業開発部・瀬戸優樹氏によると、「その一部はすでに進めていますが、現場次第で専門用語も多いため、現在はまだ実用化に向けて開発を進めている段階」という。
「日本科学未来館のプラネタリウムでは、日本語音声を文字化する試みをしています。もっとも、対応言語については、イベントごとにカスタマイズできる仕様になっており日本語以外にも対応できます。『おもてなしガイド』は今後、海外での展開も予定しており、最終的には一つの社会インフラとしてどこでも使えるようにしたいです」(瀬戸氏)
東京五輪を5年後に控えた今日、混雑する場所での迷子の案内や、食材が分からずに宗教上の理由で飲食店を利用できなかった外国人への情報提供、自然災害や事故などからの避難情報の拡散など、日本語音声を正確に読みとれるバリアフリー施策が多様な消費者にとって必要不可欠になる場面が増えそうだ。
◆「おもてなしガイド」プレスリリース
http://jp.yamaha.com/news_release/2014/14093001.html
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