記事のポイント
- 一般社団法人エシカル協会(東京・渋谷)は第15期「エシカル・コンシェルジュ講座」を開講する
- 第一線で活躍する講師から、エシカルの本質について学べる
- アウトプット会、フィールドワーク、交流会などコミュニティづくりにも力を入れる
一般社団法人エシカル協会(東京・渋谷)は3月開講の第15期「エシカル・コンシェルジュ講座」に向けて、受講生を募集している。エシカルの本質について学び、考え、行動するための教育プログラムで、累計2万人以上が受講した。気候変動、ファッション、障がいなど多様なテーマについて、第一線で活躍する講師から学べる。(オルタナ総研=坂本雛梨)

末吉里花・代表理事が中心となり、2010年に「フェアトレード・コンシェルジュ講座」を始めた。同氏は2015年に一般社団法人エシカル協会を設立し、フェアトレードを含む「エシカル」を世に広めるため、「エシカル・コンシェルジュ講座」を開講した。
「エシカルとは、倫理的という意味の英語で、人・地球環境・社会・地域に配慮した考え方や行動のこと。現在、世の中には情報が溢れている。『エシカル』を学ぶことで、これらの情報を取捨選択し、自分の『ものさし』をもって行動できるようになる」(末吉・代表理事)
エシカル・コンシェルジュ講座は、行政、企業、NGO・NPO、中高生・大学生など様々なバックグラウンドを持つ受講生とともに学ぶことができる。アウトプット会、フィールドワーク、交流会もあり、「仲間づくり」や「コミュニティづくり」を大事にしていることが特徴だ。

「受講して知見を深められたほか、自身の価値観や生活を見つめ直すことができた。多様な場で活躍する受講生と出会い、受講後も気軽に相談し、意見を共有できる友人もできた」(第14期・受講生)
末吉・代表理事は、「エシカルやサステナビリティは日々情報がアップデートされる。正解のない課題にアプローチするため、講座が一方的に正しさを押し付けることなく、みんなで考える時間にしたい。社会にモヤモヤを感じている、何かしたいと考えている人の背中を押せるような講座にしたい」と話す。
エシカル・コンシェルジュ講座を修了し条件を満たすと、修了証を取得でき、エシカル・コンシェルジュとして活動できる。一般社団法人エシカル協会は公式サイトで、エシカル・コンシェルジュの活動について紹介している。
■第15期「エシカル・コンシェルジュ講座」 開催概要
とき: 2025年3月1日(土)~2025年7月26日(土)
ところ: 東京会場(アーカイブ受講もあり)
講義回数: 全11回(10周年を迎える2025年度を記念し、初回講座のみ誰でも無料受講が可能)
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