■日本との連携にも関心
同財団の経済レポートやウェブサイトには、日本の政策、日本企業の取り組みが世界の先進事例として紹介されている。

同財団のブレリオ氏は、「日本の資源枯渇のリスクを回避するための循環型社会を構築していった事例について非常に興味がある。現在エレン・マッカーサー財団が推進しているサーキュラー・エコノミーと日本の循環型経済のコンセプトがどのように違うのかについても興味深い。日本も是非これに加わって先進的な事例や情報を共有して頂きたい。日本の大学で、循環型経済や3Rについて先進的な大学があれば連携していきたい。

そしてアジアの他地域へも、サーキュラー・エコノミーのコンセプトを共に開発し広げていくことに非常に興味を持っている」と日本との連携に関心を示している。

現段階では、前述のCE100には日本の企業から「リコー」が参加しているが、その他の企業や大学との連携はまだない状況である。

欧州委員会は、欧州をより競争力のある資源効率の高い経済へと転換するために、2015年中に「サーキュラー・エコノミー戦略」を発表する予定としている。これを踏まえて、欧州が中心となってサーキュラー・エコノミーの推進を加速し、世界での優位性を確保していくことが予想される。

日本は、これまで循環型経済を世界に先駆けて推進してきた経験・知識がある。これらをエレン・マッカーサー財団を通じて伝えるなど、資源の枯渇の地球規模でのリスクを回避する上で、日本企業がリーダーシップを発揮し、サーキュラー・エコノミーを牽引することができると信じている。

※企業・大学で、エレン・マッカーサー財団との協働に興味がある場合には、筆者(下田屋:infojp(a)sustainavisionltd.com)までご連絡ください。

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