[映画評:ヤクザと憲法]反社会の実像が映す日本社会

自らヤクザの世界に飛び込んだ21歳の青年はこんなことを言った。「あっちではあいつが気に入らない、こっちではあいつが気に入らない。そう思いながらどちらも共存する社会が本当に良い社会なのではないか。」

上映初日の1月2日に圡方監督と挨拶に立った阿武野勝彦プロデューサーは「ヤクザでも、それでもやはり人間だ、と思えるかどうかを我々は試されているのではないか。どうしたらこういう人たちを社会が収容できるか、考えながら見てほしい」と話した。

ポレポレ東中野(東京)で公開中。9日に愛知 名古屋シネマテーク、30日に福岡 KBCシネマで上映が決定している。ほか、全国で順次公開予定。

「ヤクザと憲法」 http://www.893-kenpou.com/
ポレポレ東中野 http://www.mmjp.or.jp/pole2/

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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