■ALTキーワード:GX ZEH
記事のポイント
- 2027年4月から国内住宅の省エネ基準が新たな局面を迎える
- 経産省は従来の基準から大きく強化した新基準を定義した
- 新基準の名称は「GX ZEH」、従来の基準とどう違うのか
2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、国内住宅の省エネ基準が新たな局面を迎える。経産省は従来の基準であるZEH(ゼッチ、ゼロエネルギーハウス)よりも断熱と設備を大きく強化した「GX ZEH」を定義した。GX ZEHの認証は2027年4月以降の新築住宅から始める予定だ。(新語ウォッチャー=もり ひろし)

まず従来的な基準であるZEHは2030年以降に「最低基準」となる(第6次エネルギー基本計画)。これを見据え経済産業省は25年9月、より高い基準である「GX ZEH」を定義した。GXとはグリーントランスフォーメーション(持続可能社会に向けた構造的変革)のことだ。
新旧基準の最大の違いは、断熱と省エネの基準が厳格化される点にある。具体的には断熱性能が等級5から6へ、再エネを除く一次エネルギーの削減率が20%から35%以上へと強化された。
戸建住宅ではHEMS(家庭エネルギー管理システム)と蓄電池の導入が必須となった。
なおGX ZEHには、より高基準なGX ZEH+、GX ZEHに準じる基準であるNearly GX ZEH、太陽光発電の導入が難しい場合の規格であるGX ZEH Orientedもあり、これらをGX ZEHシリーズと総称する。
新基準の認証は2027年4月以降の新築住宅から開始予定。ただし28年3月までは旧規格での認証も続く。



