パリ協定のルール作りを2018年までに完了させることが決定

パリ協定は、世界のすべての国が参加して、温室効果ガス排出ゼロをめざす、これまでにない温暖化対策の国際協定です。コンセプトは素晴らしいのですが、実はどうやってこれらの目標を達成していくかの具体的なルールはまだ決まっていません。

パリ協定は2020年から始まるため、それまでにすべての詳細なルールを作らなければなりませんでした。COP22では、いかにそのルール作りの作業計画が具体的に決まるかが勝負だったのです。国別目標としてどんな情報を出すべきか、どうやって各国が目標を達成しているかを見ていくか、どのように各国の目標が全体として2度未満に気温上昇を抑えるに足りているかを見るのかなど、決めるべきルールは京都議定書よりもはるかに多くあります。

そのルール作りが、それぞれの項目ごとに、2017年にやるべき意見提出やワークショップなどの予定が細かに決められて、今後のルール作りの作業計画が詳細に具体化されたのです。京都議定書のルール作りに4年もかかったことを思うと、はるかに複雑なパリ協定のルール作りを2018年までに終了させると決まったことはなかなか野心的です。世界がパリ協定にかける意気込みを示したと言えるでしょう。こうしてルール作りが軌道に乗って、締め切りをもって作業計画が作られたことで、パリ協定はより強固となりました。

温暖化対策は大きなビジネスチャンス

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