SDGs実装元年、ジャパンアワードで伊藤園が特別賞

昨年12月26日に、第1回「ジャパンSDGsアワード」(平成29年度)が発表。これは、持続可能な開発目標(SDGs)推進本部が公募し、SDGsで優れた取組を行う企業・団体等を表彰する制度で、2017年度が第1回目だ。おかげさまで伊藤園も特別賞を受賞。受賞内容を振り返ってみたい。(伊藤園 常務執行役員=笹谷 秀光)

SDGsを打ち出した伊藤園統合レポート2017表紙

ジャパンSDGsアワード第1回の受賞者

この記念すべき第1回の受賞者は次の通りだ。

SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞:北海道下川町

SDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞:NPO法人しんせい・ パルシステム生活協同連合会・金沢工業大学

SDGs推進副本部長(外務大臣)賞:サラヤ株式会社・住友化学株式会社

SDGsパートナーシップ賞(特別賞):吉本興業株式会社・株式会社伊藤園・北九州市・公益財団法人ジョイセフ・国立大学法人岡山大学・江東区立八名川小学校

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sdgs/japan_sdgs_award_dai1/siryou1.pdf

総理の挨拶:SDGs推進のトップランナー

安倍首相は表彰式の挨拶で次の点に触れている。

「受賞された皆様は、SDGsの推進を通じて、豊かで活力ある未来像をつくっていくトップランナーです。社会的責任を超えた本業として、SDGsに取り組む企業。魅力ある地域社会を、SDGsによって実現する自治体。国内外でSDGsの機運をつくる協同組合や市民社会。SDGsの担い手を育てる大学や小学校。受賞された皆様を始め、今回応募くださった280を超える企業・団体は、いずれもすばらしい取組ばかりでした。政府のみならず、様々な主体が、知恵と行動を寄せ合う。このパートナーシップこそが、本アワードの、そして、SDGs推進の真髄だと考えます」

「本アワードを契機として、SDGsの達成に向けて、社会の至る所で、行動の大きなうねりが起こることを期待し、私のお祝いの言葉とさせていただきたいと思います。本日は誠におめでとうございます」

(総理の一日/平成29年12月26日 ジャパンSDGsアワード表彰式 より

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712/26sdgs_award.html

受賞企業のSDGs活動内容

sasaya_hidemitsu

笹谷 秀光(CSR/SDGsコンサルタント)

東京大学法学部卒。1977年農林省入省。2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。同年~2019年4月伊藤園で、取締役、常務執行役員等を歴任。2020年4月より現職。著書『CSR新時代の競争戦略』日本評論社・2013年)、『協創力が稼ぐ時代』(ウィズワークス社・2015年)。『 経営に生かすSDGs講座』(環境新聞社・2018年)、『Q&A SDGs経営』(日本経済新聞出版社・2019年)。 笹谷秀光公式サイトー発信型三方よし 執筆記事一覧 

執筆記事一覧
キーワード: #SDGs

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..