ワタミは10月7日、岩手県陸前高田市に農業観光施設「ワタミオーガニックランド」を立ち上げることを発表した。東日本大震災で被災した100ヘクタールの土地で、有機農業や畜産業を行うほか、加工工場、レストランなどを運営する。(オルタナ編集部)
ワタミは、再生可能エネルギーを活用した循環型の六次産業化モデルを「ワタミモデル」と定義し、ワタミオーガニックランドで実現する計画だ。
同社は2018年3月、事業活動の使用電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを宣言する国際イニシアティブ「RE100」に加盟した。ワタミオーガニックランドでは、バイオマスを活用するなど再エネ100%を目指す。
同施設では、有機農業や畜産業を営むほか、有機食材の加工工場、ショップやレストラン、研修施設などを併設し、六次産業化モデルを構築する。土・飼料づくりセンターも開設し、資源循環にも取り組む。
2021年の開業を目指し、来場者数は年間35万人を見込む。