理想の商店街をつくる2日間のマーケットイベント「Arcade(アーケード)」。第4回は、2019年11月2―3日、紀南・那智勝浦町の漁港(和歌山県)で開催される。コンセプト「次世代が暮らしたいと思える理想の街をつくろう」のもと、和歌山県を主とした約60店舗が集結。映画上映やライブなども予定されている。(前田有佳利)
約30年前に受け取った感動や刺激を次世代へ
県外進学率が国内で最も高く、30年連続ワーストと言われてきた和歌山県。約30年前は肩が触れるほどの賑わいだった商店街は、今ではシャッター街と化している。
そこで、かつて学生時代に受け取った刺激や感動を次世代に繋ごうと、和歌山県に縁ある30代40代の有志が立ち上げたチームが「ARCADE PROJECT」。その代表的な活動のひとつが、期間限定で自分たちにとっての理想の商店街をつくるマーケットイベント「Arcade」だ。
今年の初夏、来場者数6万人にのぼる「森、道、市場 2019」(愛知県蒲郡市)に初出店し、一際注目を集めていたArcadeが、ホームで真骨頂を発揮する日がやってくる。
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