今回は、小さなシールのお話でしたが、今後、さまざまな企業のサステナビリティ・ESGの担当者と、現場の営業・マーケティング担当者の間で同様の議論が増えそうです。
一つでも多くの商品を売りたい現場と、環境負荷を考える担当者。今までは「トレードオフ」でしたが、これをいかに「トレードオン」に変えていけるかが、勝負です。ではどうやって「トレードオン」を実現するか。その答えは若い消費者の「共感」にあるはずです。
武蔵野大学大学院環境学研究科客員教授。大阪星光学院高校、東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社入社。編集局流通経済部などを経て 1998年-2001年ロサンゼルス支局長。2006年9月、株式会社オルタナを設立、現在に至る。主な著書に『未来に選ばれる会社-CSRから始まるソーシャル・ブランディング』(学芸出版社、2015年)、『ブランドのDNA』(日経ビジネス、片平秀貴・元東京大学教授と共著、2005年)など。一般社団法人CSR経営者フォーラム代表理事。特定非営利活動法人在外ジャーナリスト協会理事長。特定非営利活動法人「街角に音楽を」理事 執筆記事一覧