相次ぐ炎上事例からみえる女性意識の変化とは

ここまで話すと「男性VS女性」というジェンダーの対立構造をイメージするかもしれないが、これは性別だけの問題ではない。個々人のもつ意識の差である。いままで社会の価値観は、男性はもちろん女性にも刷り込まれている。事実、炎上した企業アカウントの「中の人」が女性だったというケースもあるのだ。

メディアや企業アカウントなど、不特定多数の人が目にする可能性があるものを発信するときに重要なのは「想像力」だと思う。自分が面白いと思うものでも、もしかすると傷つく人がいるかもしれない。多様な価値観が存在する前提にたって、発信する前に受け手側を想像してみる。社会や人々の変化に敏感になり、自らの意識を常にアップデートしていくとともに、想像力をもつことが大切なのではないだろうか。

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伊藤 恵(サステナビリティ・プランナー)

東急エージェンシー SDGsプランニング・ユニットPOZI サステナビリティ・プランナー/コピーライター 広告会社で企業のブランディングや広告制作に携わるとともに、サステナビリティ・プランナーとしてSDGsのソリューションを企業に提案。TCC新人賞、ACC賞、日経SDGsアイデアコンペティション supported by Cannes Lionsブロンズ受賞。執筆記事一覧

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キーワード: #ジェンダー/DE&I

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