――そこから、どのように転機を迎えていくのでしょう?
本当の幸せって何だろう?と模索していた中で「幸せの新しいものさし」という本に出会いました。この本では閉塞感のある時代でも新しい「価値観(ものさし)」で豊かに生きている人たちを紹介していました。その中で「ソーシャルビジネス」という言葉を知り社会に貢献する仕事ってやりがいがありそうだなって興味を持ったんです。それがきっかけで社会起業大学に入学しました。
――入学してみてどうでしたか?
授業はとても新鮮でした。
会社員の時は、給料は与えられた仕事をしたら月末に振込まれるものと思っていましたが(笑)、そもそもお金をどうやって稼ぐのかをゼロから学ぶことができました。特にここで学んだ「オンリーワン戦略」は、まさに今の働き方に大きく影響しています。
また、様々な社会起業家の講演を聞けたのも大きかったです。特に地方と都会を繋ぐNPOの取組みを聞いたのがきっかけで地域に関心を持ち、地域おこし協力隊として今住んでいる小菅村に移住することになったんです。