ファストリ柳井社長「コロナのピンチをチャンスに」

ファーストリテイリングは、次の20年に向けた2021年の重点領域として、「気候変動への対応」「服を通じた社会貢献活動の進化」「お客様協働の取り組みの推進」を掲げた。

具体的には、気候変動対策として、2050年までにCO2排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)を目指し、2021年中にサプライチェーンを含めた長期削減目標を策定するという。日本を含めた各国の店舗・オフィスで順次、再生可能エネルギーへの切り替えを進めていく。

2020年9月に始動した、回収した衣類を新しい商品に再生する「RE.UNIQLO」(リユニクロ)も加速させる。第一弾として「リサイクルダウンジャケット」を販売したが、商品の拡充や他素材の循環化も進める。

柳井社長は「地球そのものが有限であると認識することが必要だ。企業や個人は地球環境にネガティブな影響を与えているが、これをプラスにしていかなければならない。そのために、自分たちができることを積極的に展開していく」と決意を語った。

yoshida

吉田 広子(オルタナ副編集長)

大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。執筆記事一覧

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