上野千鶴子「男女平等をダイバーシティでごまかすな」

「ダイバーシティはイノベーションの源泉」――。セクシュアリティや年齢、国籍、障がいなど様々な人を組織に取り込むことで、多様な視点が生まれイノベーションにつながるという考えだ。ダイバーシティを推進する多くの企業がこの考えを持つが、社会学者でジェンダー研究の第一人者である上野千鶴子氏は「ナンセンス」と指摘する。ダイバーシティと業績の相関関係は実証されており、「売上高やイメージが高まることは事実だが、待っているのは縮小社会だ」と語る。ダイバーシティの本当の意味とは。上野氏に聞いた。(聞き手・オルタナS編集長=池田 真隆)

社会学者の上野千鶴子氏
M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナS編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナS編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

執筆記事一覧
キーワード: #ジェンダー/DE&I

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..