環境省はこのほど、第2回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」受賞者を発表した。ESG金融に積極的に取り組む金融機関や環境サステナブル経営に取り組む企業を評価・表彰し、ESG金融や環境サステナブル経営を促進することが目的だ。環境大臣賞金賞には、投資家部門からBNPパリバ・アセットマネジメント、間接金融部門からみずほフィナンシャルグループ、滋賀銀行、環境サステナブル企業部門からキリンホールディングスなどが選ばれた。
環境省は2019年10月、ESG金融を普及・拡大するために「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」を創設した。
投資家部門で環境大臣賞金賞を受賞したBNPパリバ・アセットマネジメントは、サステナブル投資戦略に関する体系的なフレームワークを構築し、全てのアセットに対して高いレベルでESG要素を考慮した運用を実践。国内におけるサステナブルファイナンスのレベルアップにも大きく貢献している点が評価された。
環境サステナブル企業部門で環境大臣賞金賞を受賞したキリンホールディングスは、社会にポシティブインパクトを与えたいというトップマネジメントの強い意志の下、従来から取り組んできた環境対応を着実に前進させ、特に生物資源、水資源、容器包装、気候変動等各分野において先進的な取り組みが行われている点が評価された。これらの取り組みが日々の企業活動にしっかり根付いて浸透し、具体的な取り組みに関する情報開示についても、目標設定から今後の対応に至るまでのPDCAサイクルが着実に機能している、とされた。
第2回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」受賞者は次の通り。