持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)と独ベルテルスマン財団は6月14日、「Sustainable Development Report(持続可能な開発報告書)2021」を発表した。同報告書のSDGs(持続可能な開発目標)達成度ランキングでは、193カ国中1位はフィンランド、2位はスウェーデン、3位はデンマークと北欧諸国がトップ3にランクイン。日本は18位で、一昨年の15位、昨年の17位から連続で順位を落とした。同報告書によると、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、2015年にSDGsが採択されて以降初めて、2020年の世界の平均スコアは前年よりも低下した。(オルタナ副編集長=吉田広子)

「Sustainable Development Report2021」

SDGsとは2015年9月に国連で採択された世界共通の目標。地球上の「誰も取り残さない」ことをスローガンに掲げる。

17の目標と169のターゲットから成り、貧困削減やジェンダー平等、陸や海の生態系保全、再生可能エネルギーの推進、気候変動対策など、2030年までに世界の課題を解決することを目指している。

このほど発表された「持続可能な開発報告書2021」では、目標別に各国の達成度をスコア化している。

日本は教育や公衆衛生のスコアが高い一方で、ジェンダー平等や気候変動対策、陸資源保全などについて課題があると評価されている。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、失業などによって貧困率が上昇した。同報告書は、「すべての政府の最優先事項は、非医学的介入とワクチンへのアクセスを確保し、パンデミックを抑制しなければならない。パンデミックが続く限り、持続可能な開発と経済回復はありえない」と指摘している。