容器包装ゼロ革命②仏「量り売り」法制化へ

量り売り先進国のフランスでは、量り売り推進団体「レゾー・ヴラック(量り売り連絡網)」がこの動きを牽引している。同団体は市場参入希望者への研修や、量り売りの法制化をめざすロビー活動を行う。その結果、2020年に量り売りの定義が、消費者保護政策に関する法律や規則を編纂した消費法典に加わった。2021年6月現在、国会では気候法案を審議中で、量り売りをスーパーに義務付ける法案がその中に含まれている。(在パリ編集委員 羽生のり子)

「量り売り」を消費法典で定義

パリ郊外の量り売り専門店「デイ・バイ・デイ」
hanyu

羽生 のり子(在パリ編集委員)

1991年から在仏。早稲田大学第一文学部仏文卒。立教大学文学研究科博士課程前期終了。パリ第13大学植物療法大学免状。翻訳業を経て2000年頃から記者業を開始。専門分野は環境問題、エコロジー、食、農業、美術、文化。日本農業新聞元パリ特約通信員、聴こえの雑誌「オーディオインフォ」日本版元編集長。ドイツ発祥のルナヨガ®インストラクター兼教師養成コース担当。共著に「新型コロナ 19氏の意見」(農文協)。執筆記事一覧

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